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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

「っ!!?」

「ぁ・・・!!」

突き飛ばされた絨史は、階段から転げ落ちた。

「絨史!!」

一番下まで落ちた絨史は、頭から血を流し、動かなくなった。

「きゃあああああ!!」

女教師の声が学校中に響き渡る。

「ぁ・・・・ぁ・・・」

俺は・・・・また・・・・・・

「救急車を!!!」

人を━━・・・・

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俺は、再び問題を起こしてしまった。

今度こそ少年院送りになるかと思ったが、運がいいのか悪いのか、近くにいた職員が俺たちの会話を聞いていたらしく、俺はまた罪を免れた。

しかし、学校での評判はさらに最悪になった。

人を刺したというだけでなく、金と引き換えに、体を売っていた男だと。

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