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「伊代の親にだって、認めてもらえる。」

麻紀は草食動物だから・・・・？

「あのオオカミとはできないことも、俺とならできるんだよ・・・」

百とできないこと・・・？

「・・・・・・よ・・」

「え・・？」

周りのみんな・・・お父さんやお母さんに認めてもらうこと・・・？

「・・・・ないよ・・」

「伊代・・・？」

伊代は麻紀をまっすぐと見据えました。

「百とできないことなんて、ないよ。」

「・・伊代・・・」

伊代の答えを聞いた麻紀は、悲しそうに目を細めました。

「そんなに、あいつのこと好きなの・・・？」

「・・・僕は・・・」

伊代は少しの迷いもなく、麻紀の問いに答えました。

「僕にとって百は、何にも代えられないくらい、大切な人だよ。」

「・・・・」