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BL~中編・長編集~

第6章 ~幸せの絶頂です!!~

「・・・・」

泣きそう・・・

「どうした?」

制服のズボンをギュッと握る。

『風間穣君、松下海斗君から電話が入ってます。 職員室まで来てください。』

その時、校内に僕を呼び出す放送が入った。

「海斗・・・・?」

どうしたんだろう?

海斗から電話なんて、もらったことがない。

「僕、行ってくる。」

何であれ、この場から抜け出せることにほっとしながら、教室を飛び出す。

「風間ってさ、かわいいよな。」

「な。 最近、かわいさに磨きがかかってるよな。」

「・・・・・お前らなんかに渡さねぇよ。」

「え? なんか言ったか、時雨?」

「別に・・・」

一方・・・

そんな会話が教室で繰り広げられていることなど知らない僕は、職員室にいた。

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