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BL~中編・長編集~

第6章 ~幸せの絶頂です!!~

「もしもし?」

『よう。 悪いな、急に電話かけたりして。』

今朝会ったばかりなのに、どうしたんだろう?

「どうしたの?」

『昨日の交流試合で、優太からもらったタオルを忘れてきたから、持ってきてくれないか?』

なんでそんな大事なものを忘れるんだ・・・

「わかった。」

『悪いな。 じゃ、よろしく。』

それだけ言うと、海斗は電話を切った。

「なんなんだよ、もう・・・」

ぶつぶつと文句を言いながら、グラウンドに向かう。

「ねえ、知ってる? 兼元君、時雨先輩に告白したんだって!!」

「うそ~!?」

どこから情報が洩れてるのか・・・校内はその話題でもちきりだ。

「返事は?」

「それがね・・・今日の生徒集会で、みんなの前でするんだって!!」

聞きたくないのに・・・嫌でも耳に入ってくる。

「楽しみ~!!」

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