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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

後輩の言葉に対して、僕に答えたように答える海斗。

「もう、流さないで下さいよぉ・・・」

「はいはい。」

困ったように笑うと、海斗は駄々をこねる後輩の頭を優しく撫でた。

「・・・っ・・・・」

あんな優しい笑顔、僕に向けてくれたことなんてないのに・・・

「ほんとに大好きなんですよ!!」

「うわっ!!」

あああああ、僕の海斗に抱きつかないでぇぇ!!!

「・・・・」

僕の・・・か・・・・

「・・・ッ・・」

まだ、「好き」って言われたこともないくせに・・・

グラウンドにいる海斗。

僕には見せたことのない無邪気な笑顔を浮かべ、部活の仲間や後輩と戯れていた。

「・・・ぅっ・・・・」

視界がだんだんぼやけてきた。

「ふっ・・・」

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