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秘書のお仕事

第8章 失態





『な…何でしょうか…?』



もう、背中の汗がハンパないよ~



まさか、あたしの作戦がばれたんじゃ…





「…いや、何でもない」




『はあ…』





「戻っていいぞ」





あたしはペコッとお辞儀をしてから、自分のデスクへと戻った



内心、凄くほっとしてる…









――――――








午前の予定は全て済ませてしまい、時間はちょうど1時になった




『ょし…』




小声でそう呟くと、あたしは事前に清掃員のおばさんに借りておいた掃除用具を取り出した


どれもこれも、あまり使い方がわからないので


とりあえず雑巾掛けを始めることにする






「…みっともないな」






ウザいです





社長の言葉は聞こえてないフリをして

あたしはもくもくと掃除に取り掛かった







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