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恋心

第22章 蛇

冷たい雨がオフィスの窓をたたく

見下ろした店の入り口を
俺は…ストーカーの様に
『蝶子』を見張った。


空はグレー色と黒が混ざりあい
色々なパラソルが
汚い裏通りを彩り

いくぶんか
美しくも見えた。


蝶子が気になる…


俺は…仕事を素早く片付け
いてもたっても
居られず…

オフィスを後にした

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