
どらくえ3
第2章 岬の洞窟からナジミの塔へ
一眠りして、夕方に俺達は岬の洞窟に入った。
松明を点けて慎重に奥へと進む。
予想していたとおり、中は整備されていて、天井は高く、道幅は広く、地面はならされていた。
ナジミの塔建設に携わった人達が日常的に通過していたのかもしれない。
まあ、今では通る人間は皆無であるが・・・。
前方を歩くイースが立ち止まる。
下方、闇の中で数個の丸いものがキラキラと光る。
「なんだ?」
目を凝らす。
と、
「キーッ!」
突然、叫び声を上げて何かが飛び掛かってきた!
ウサギだ!
頭に角を生やしたでかいウサギだ!
一角ウサギという魔物に違いない。
光っていたのは奴らの目だったのだ。
とっさに体をかわしながらイースが叫ぶ!
「やるぞ、アベル!」
俺も銅の剣を構えながら返す。
「おう!」
一角ウサギは2匹、1人1匹で片付く。
一角ウサギの特徴は頭の角、そして跳躍力。
離れた間合いから、跳んできて、角で攻撃してくる。しかも大きな目は暗闇でも見えるのだろう。
離れるのは不利だ。
ピョンピョンと跳び跳ねて一角ウサギは俺達を翻弄する。
俺は一角ウサギの動きを観察する。
「いまだ!」
敵が頭上を飛び越えるのをくぐるようにして、着地点に詰め寄る。
一角ウサギが着地し、次の跳躍に移る一瞬の間を逃さない。
一角ウサギの首筋に剣を叩きつける!
「ギーッ!」
一角ウサギは悶絶して倒れた。
「やった!」
俺が1匹仕留めてイースの方を見ると、イースは一角ウサギの足を撃ち据えて、動きを止め、止めの一撃を加えたところだった。
「とった!」
イースがそう言った瞬間、闇の中から、巨大な塊がイースの体を吹っ飛ばした。
松明を点けて慎重に奥へと進む。
予想していたとおり、中は整備されていて、天井は高く、道幅は広く、地面はならされていた。
ナジミの塔建設に携わった人達が日常的に通過していたのかもしれない。
まあ、今では通る人間は皆無であるが・・・。
前方を歩くイースが立ち止まる。
下方、闇の中で数個の丸いものがキラキラと光る。
「なんだ?」
目を凝らす。
と、
「キーッ!」
突然、叫び声を上げて何かが飛び掛かってきた!
ウサギだ!
頭に角を生やしたでかいウサギだ!
一角ウサギという魔物に違いない。
光っていたのは奴らの目だったのだ。
とっさに体をかわしながらイースが叫ぶ!
「やるぞ、アベル!」
俺も銅の剣を構えながら返す。
「おう!」
一角ウサギは2匹、1人1匹で片付く。
一角ウサギの特徴は頭の角、そして跳躍力。
離れた間合いから、跳んできて、角で攻撃してくる。しかも大きな目は暗闇でも見えるのだろう。
離れるのは不利だ。
ピョンピョンと跳び跳ねて一角ウサギは俺達を翻弄する。
俺は一角ウサギの動きを観察する。
「いまだ!」
敵が頭上を飛び越えるのをくぐるようにして、着地点に詰め寄る。
一角ウサギが着地し、次の跳躍に移る一瞬の間を逃さない。
一角ウサギの首筋に剣を叩きつける!
「ギーッ!」
一角ウサギは悶絶して倒れた。
「やった!」
俺が1匹仕留めてイースの方を見ると、イースは一角ウサギの足を撃ち据えて、動きを止め、止めの一撃を加えたところだった。
「とった!」
イースがそう言った瞬間、闇の中から、巨大な塊がイースの体を吹っ飛ばした。
