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恋ばか

第37章 ~お慕い申し上げます~

「ニック様が…好きですっ…」

私の言葉を聞いて、ニック様は嬉しそうに微笑まれた。

「やっと言ったな。」

「…ニックさ…んっ…」

あ…ニック様のキスだ。

安心する。

「んんっ…はぁ…ッ…」

ニック様の手が、服の中に侵入してきた。

「ぁっ…ン…ッ…」

ニック様の唇が、体中にキスを落としていく。

「ふぁ…ッ…あ、ダメッ…」

「嘘つけ。 感じてるくせに。」

ん? 私…こんなことしていていいのだろうか。

「ほら。 ここ…濡れてるぞ?」

「あっ…やぁ…ッ……」

小内君に、心配かけたままなんじゃ…

それに、たまった仕事を片付けないといけないし…

「やめっ…そ、なとこ…汚っ…」

そんな考えは、ニック様が与えてくれる快感の前では意味を成さない。

「口、離して下さっ…」

今は…ニック様がほしい。

ニック様を感じていたい。

「も、ダメッ…」

限界を訴えると、ニック様は追い打ちをかけるように思いっきり吸い上げてきた。

「イクッ…」

「っ…」

ニック様の口に出してしまうなんて…

…最低。

「…薄いな。」

「……ぇ…」

薄い…?

「一ヶ月会ってなかった割には、薄いよな。」

「ぇ、あの…それは…リ、チャード様に…」

なんて言ってはみるものの、ここ一ヶ月、リチャード様との行為では達してない。

「なに? お前、無理矢理犯されてイってたわけ?」

「そ、れは…」

ニック様…鋭い。

痛いところを突かれてしまった。

「お前、自分でしてたんだろ?」

「っ…」

はい、してました。

なんて、簡単に認められるわけない。

「してみせろよ。」

「え?」

本人の前でですか!?

そんなこと、できるわけな…

「…晃一…」

「っ…///」

ニック様は私の手を取ると、私のモノに導かれた。

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