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恋ばか

第37章 ~お慕い申し上げます~

「すみませ…ありがとうございま…」

久しぶりに、安心して寝れ…

「…………」

「寝ちゃった。」

「ね。」

―――――――――――――














「んっ…」

………?

「ぁ、ちょ…」

ん…!?

「バカッ…三神が起きちゃ…」

「しー…」

既に起きてます。

「んぅ…ッ…」

ど、どうしたら…

寝たふりでもしようか。

「失礼します。 三神さん、体の調子は…」

「「!!」」

小内君…ナイスともバッドとも言えないタイミングで入って来たな。

「え…っと…あの、すみませっ…」

あ、焦り始めた。

当然か。

「ん…なんですか?」

私は、あたかも小内君の声で起きたかのように起き上がった。

「あ、三神さん…その…」

入り口には、戸惑いを隠せない小内君。

ベッドの横には、上半身半裸の留架様と、そんな状態の留架様を膝に乗せている亮様。

「…………」

「あらら。」

「………バカッ!!!!」

「痛っ!!」

お決まりのパターンである。

「………それで、どうしました?」

「あ、いえ…少しはよくなられたかと思って、確認しに来ただけで…」

とんだ災難に遭ったな。

「そうですか。 ありがとうございます。」

「は、はい…」

ん? 留架様が、着ている服を直して、ベッドの反対側に移られた。

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