テキストサイズ

恋ばか

第35章 ~おまけ2~

「よし。 もう行こうか。」

「うん。 鏡夜、おいで。」

「にゃ~!!」

朝食もとり終わり、軽く休憩をしてから車に乗り込んだ。

「あれ? 今日は三神も来るの?」

「うん。 俺がついて来てって頼んだ。」

ちなみに、ちゃっかりカインもいる。

「にゃ~にゃ~。」

「えへへ。」

鏡夜可愛いなぁ~。

我ながら親馬鹿だと思うけど。

「留架は鏡夜君が大好きなんだね。」

「うん。 大好き。」

「にゃ~!!」

そう言えば、鏡夜は嬉しそうに飛びついてきた。

「にゃ~にゃ~!!」

「鏡夜君も同じ気持ちみたいだね。」

「へへへ。」

ほんと、可愛い。

「あ、留架…聞きたいことがあるんだけど…」

「ん? なに?」

次の瞬間、鏡夜を撫でていた俺の手が止まった。

「どうして俺だけに連絡くれなかったの?」

「…………」

それは…

「………だよ…」

「え?」

このこと…言うつもりなかったんだけどな。

「だからっ…亮に連絡取ると、会いたくなっちゃうからだよ!!」

「…え?」

電話とか、文通なんてしていたら、絶対に日本に帰りたくなると思ったから…

「俺に連絡くれなかった理由って…それ?」

「……っ…悪い?」

亮固まってるし。

だから言いたくなかったんだよ…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ