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恋ばか

第35章 ~おまけ2~

「鏡夜君、見つかりましたか?」

「うん。 心配かけてごめんね、三神。」

「にゃ~…」

食堂に行くと、既に三神が来ていた。

申し訳なさそうに鳴いた鏡夜は、俺の肩から三神の肩に飛び移った。

「にゃ~にゃ~。」

「ご無事でなによりです。」

「うん。」

鏡夜に甘えられている三神も、嬉しそうだ。

「さ、ご飯にしようか。 お腹空いたでしょ?」

「そうだね。」

鏡夜を三神に預けたまま、テーブルにつく。

「いただきまーす。」

「いただきます。」

うーん…

やっぱり、日本のご飯の方がおいしいや。

「にゃ~。」

「くすぐったいですよ。」

三神も、少し元気が出たみたいだ。

よかった。

「留架? 三神ばっかり見て、どうしたの?」

「…ううん。 なんでもない。」

リチャード…今日、来るかな?

もし来るなら、やりたいことがあるんだよね。

「ちょっと…考え事してただけだよ。」

「そう?」

リチャード…覚悟しておいてよね。

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