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「ん？　あ、もう話終わった？」

「う、うん。」

絶対になにか聞かれると思ってたのに。

亮はなにも聞く気はないようだ。

「体、大丈夫？」

「うん。　平気。」

また、一人で考え込むのかな？

「亮…」

「ん？」

そう思ったら、なんか不安になってきた。

「あのさ…さっきのは、なんでもないからね？」

亮は、俺には不満とか相談してくれないから。

「あれは、三神を…」

「わかってるよ。　そんな不安そうな顔しないで。」

え？

わかってるって…

「三神になにがあったのかは、無理には聞こうと思わないし、留架の口からは言えない問題なんだろ？

三神が直接言ってくれるまで、俺は待つつもりだよ。

それに、俺は留架を信じてるしね。」

「亮…」

嬉しかった。

そんなに、俺のことを信頼してくれてるんだ。

「ありがとう。」

「………」

そうお礼を言ったら、亮に腕を引かれ、ベッドに押し倒された。

「!?　りょ…」

「…本当は、怒ってるんだからね。」

え？　怒ってるって…

「俺以外の男に抱きついて…怒らないわけないでしょ。」

「りょ、う…」

嫉妬…してくれたんだ。

「へへへ。」

「留架？」

そうやって、いつでも言ってくれればいいのに。

「やきもち妬いたの？」

「…………」

なんか…この台詞、春架の紹介した時にも言った気がする。

「留、架……？」

「嬉しいよ。」

短いキスをして、亮に抱きついた。