
恋ばか
第35章 ~おまけ2~
「今まで、三神には世話になりっぱなしだったから…俺にできることがあったら、なんでも言って。
協力するよ。」
「留架様…」
この日初めて、三神は笑顔を見せた。
「ありがとうございます。」
リチャードには、俺から言っておこう。
あんまり人の恋愛に関わる気はないけど、さりげなく。
「体は大丈夫?」
「あ、はい。 大丈夫です。 仕事に支障は出しません。」
って言ってるけど、たぶん相当つらいんだろうな。
「三神。」
「はい。」
今日の三神の仕事、決めた。
「今日はさ、俺に付き添ってくれないかな?」
「付き添い…ですか?」
「うん。」
いつもの仕事はキツイだろうし。
それに、今日は春架の所に行こうと思ってるし。
「お願いできるかな?」
「もちろんです。」
よかった。
うーん…でも、リチャードも来ると思うんだよね…
「…………」
大丈夫かな…三神。
「そろそろ戻りましょうか。 亮様も目を覚まされたと思いますし。」
「そうだね。」
お腹すいたな。
亮を起こして、ご飯食べよう。
「留架様。」
「ん?」
亮の部屋に入ろうと思ったら、三神に声をかけられた。
