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恋ばか

第35章 ~おまけ2~

「亮…?」

「留架の気持ちが離れたら、どうしようって…」

俺を抱きしめる手が、震えている。

「会いに行こうって、何度も思ったよ。 でも…」

でも?

「約束したから。 何年でも待つって。

他の誰でもない、留架との約束を、破るわけにはいかないって…だから…」

「亮…」

そんなこと思っててくれてたんだ。

「……大丈夫だよ。」

少しでも安心できるように、俺を抱きしめている亮の手を握った。

「俺はもう、どこにも行かない。」

「留架…」

振り返って、亮の目を真っ直ぐ見つめる。

「もう二度と、この手は離さないから…」

絶対に、なにがあっても…この手は離さない。

「んっ…」

自然と重なる唇。

少し口を開けば、亮の舌が割って入ってきた。

「んぅ…はっ…」

上顎を舐められ、舌を絡めとられる。

「ふ…ッ…ぁ…」

さすが亮だ。

俺の弱いところを熟知している。

「ちょ、どこ触っ…ん…ッ…」

「我慢できない。」

って、ここ風呂場だし!!

声が響くだろ!!

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