テキストサイズ

恋ばか

第35章 ~おまけ2~

「その横にいるのが三神晃一。 俺が一番信頼してる執事。」

「よろしくお願いします。」

さて…

「最後に、そこにいるのが小原亮。 有名な小原財閥の一人息子。」

「よろしくね。」

恋人ってことは…紹介しなくていいか。

「あぁ…留架がよく話して…」

「うわぁ!!」

慌てて鏡夜の口を塞ぐ。

余計なこと言うと、亮が調子に乗ってしまう。

「え?」

「な、なんでもないなんでもない。」

あ、危ない危ない。

「にゃ~!!」

「あ、そうそう。」

肩に乗っている鏡夜を忘れてた。

「この子、今日拾ったんだけど、鏡夜っていうんだ。」

「俺と同じ名前?」

「にゃ~」

嬉しそうに鳴いた鏡夜は、俺の肩から鏡夜の肩に飛び移った。

「そう。 似てるでしょ?」

「……そうか?」

「にゃにゃ~!!!」

うん。

並ぶと、本当に似てる。

「うん。」

なんでこんなに似てるんだろう。

面白い。

「……さてと。 自己紹介も終わったことだし、そろそろ本題に入ろうか。」

「本題?」

鏡夜の言葉に頷き、俺はソファに腰かけた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ