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恋ばか

第33章 ~貴方だけを愛してます~

「お、み…」

ゆっくりと腰を動かし始めると、臣の顔が少し歪んだ。

「っ…境…」

「ぁ…ッ…ん…」

ずっと禁欲生活だったから…

「はっ…」

すぐにイキそう…

「臣っ…俺…ッ…もぉ…」

挿れてから間もないのに、俺は果ててしまった。

「あっ…は…ッ…」

「…っ…」

臣にもたれかかると、体を反転させられた。

「お…んっ!!」

驚いて名前を呼ぼうとすると、臣にキスされた。

「ふっ…ん…ぅ…!!」

あろうことか、臣はキスしたまま腰を動かしてきた。

「んっ…ァ…」

余裕がないのか、動きが激しい。

「ちょ、急にっ…ぁ…どうし…ッ…」

「境が悪いっ…」

あまりの快感に、頭が真っ白になっていく。

「今日は、覚悟して…」

「あっ…ぁ…臣っ!!」

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『あはははは!!』

「笑い事じゃねぇっての。」

後日。

自分の病室で、俺は留架とテレビ電話で近況やその他諸々を報告していた。

『だって…病室でエッチして、その後先生にお説教くらうとか…』

「はぁ…」

あの後…すごい勢いで先生に叱られた。

もちろん、病院であんなことしたら叱られるに決まっているのだが…

『お二人ともそんな体なのに、途中で倒れたらどうするおつもりだったんですか!!?』

いやいや…そこかよ。

という感じで、一時間ほどお説教されたのち、自分の病室に押し込められた。

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