
先輩+私=××
第10章 真実
【涼風side】
そうだったんだ…
涼風はお風呂からあがり、2人の話に耳を傾けていた
「最初はあなたに近づく為に涼風に近づきました」
「……」
「でも、1年後に涼風が入学してきて、涼風を知って…俺は本気で涼風を好きになった―――…」
祐一先輩…
「…何度も自分に言い聞かせました…。」
「俺と涼風は兄弟なんだからって――…」
えっ?
ガタッ
「っ!!涼風っ…」
涼風は驚きのあまり後退り棚にぶつかってしまった。
「あ…えっ……」
驚きのあまり声が出ない…
私と祐一先輩が?
兄妹――――…
