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「もうすぐ奈都菜の誕生日でしょ？

プレゼント贈りたいから住所教えてよ」



流石にそこまで教える勇気はなく。

ましてや誕生日プレゼントなんて貰っても、

今の私にはお返しをすることは難しい…。


しかしシンは引き下がらない。

「俺が勝手に贈りたいの！

ダメなら会社の住所でもいいから…」



渋々私は会社の住所を教えてしまった。