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カレとワタシと100の嘘

第4章 境界線

更に続ける海斗。


「愛美、会いたいよ…

愛してるよ愛美…」


「ねえ愛美、エッチしよ?…だめ?」


『無理だよ…遠いし』


「ね、今。

電話で。

…だめ?…お願い」

電話の向こうの海斗の声は、

既に熱を帯びている。


時は真夜中、

隣の部屋では子供達が寝息を立てている。

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