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ハジメ!!

第1章 19歳

非常階段の上から、
皆を見下ろすと、
潤也は言った。

「お~行った行った!!
 
 もーアイツら飲みすぎッ!!
 二次会なんか無理!!
 
 どーせ俺らいなくても
 気づかねーって」



さすがは人数合わせで来た男。

「フフッ!!
 あたしら、ノリ悪~ッ!笑」


私は、笑ってそう言うと、
潤也は笑いながら、
軽く肩に手を回してきた。



密着具合が気になりながらも、
なんだか酔いが気持ちよくて、

私と潤也は
少し歩いたところにある
カラオケに向かった。

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