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ハジメ!!

第1章 19歳

当然の事ながら、
ここでは皆「ハタチ」だ。

2時間位経って、
少し酔いが回る。

私は結局、ずーっと席を動かず
その隣の潤也もそのままだった。

すると、潤也がまた
耳打ちしてくる。


「なー美央チャン♪
 この後ヒマ??
 二人でどっか行く!?」


「えー??」


まぁイケメンだし?
彼女いるって言ってたし、
メンドーな事にはならないかも?

酔いも合わさって
軽い気持ちで私はOKした。


居酒屋から皆がゾロゾロ出る時、
タイミングを見計らったように
潤也は私の腕をひいて、
非常階段の方へ連れて行かれた。

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