
トライデント
第11章 禁断の力と希望
デイジー「おそらく3柱と同等、それ以上かもしれない。だからこうして剣を突きつけるのです。」
デイジーは震えながらも剣を自分に向けている。
ペルセウス「慣れないことしてんなよ!!お願いだ!!やめてくれよ!!姫様!!」
デイジー「本当に、ありがとうペルセウス。あなたのおかげでこうしてアイオスの剣で決断できるのだから。」
デイジー「私はアテナに討ち取られます。そうすることによってアテナは3柱の一つ分の力を身に纏わせるのです。あなたはそこに協力し、ハーデスとペルセポネーをなんとしても止めてください。」
ペルセウス「そんな…、無理だよ…。おれ、見栄張ってたけど強くないし、この2人の方がよっぽど強かったのに!!」
ペルセウスも泣き始めていた。
デイジー「大丈夫。準決勝の雪辱、必ず晴らすのよ。」
ニコッとデイジーは笑った。
そう、ペルセウスは準決勝でハーデスに負けた少年だったのだ。
彼はその日から二度と負けないように修行してきた。
