
トライデント
第6章 ハーデス覚醒
ゾロゾロと武器を持った集団が歩いてくる。
ハーデス「う、西のやつら、正気か!?」
村長を筆頭に彼らは東を襲うつもりなのだろう。
ハーデス「止まれ!お前ら!今行ったら、確実にみんな死ぬぞ!」
そんなハーデスを無視してこちらに集団は向かってくる。
「おまえのせいでもある。」
「そうだ、まず偽物の神を殺してやる。よくも我らをたぶらかしたな!」
ハーデスは数をみて諦めて、ペルセポネーを背負って森の中に逃げた。
どれくらい走っただろうか。
もうアイツらの殺気はなくなっていた。
しかし森の奥から聞こえる。
これは、悲鳴?
断末魔…?
笑い声?
狂気なものには違いなかった。
争いが向こうで起こっている。
