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トライデント

第5章 強きゆえに…

その日は三人が久々に語り合う夜となった。







修行のこと、これからのこと、自分達のこと、以前のように語り合えた。






デイジー「2人とも、絶対死なないでね。」





ゲオルグ「当たり前だ。僕達はこの神殿でもっとも強い2人だ。」





ハーデス「ポセイドンを継承したら、その均衡もなくなるだろうけどな。」




ハーデスは皮肉を言った。




デイジー「もうハーデス、いちいち悲しいこと言わないでよ!」




デイジーは怒った。





ゲオルグ「姫様をあまり怒らせるなよハーデス。」





そんな冗談を言えるのは今晩だけだった。

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