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トライデント

第5章 強きゆえに…



エルメス「姫、私は教育指導者として失格です。姫にまさかこんな恐ろしいことが起きるなんて…。」






デイジー「大丈夫です先生!ハーデスもいてくれましたし。」




エルメス「ううむ、分かりました。今日のところはもう休みましょう。姫、私がお送りします。」






デイジー「はい、おやすみなさいハーデス。」



ハーデス「おやすみ…。」




そういうと、三人はハーデスの部屋を出た。





部屋を出て、しばらくしてからエルメスが2人に口を開き始めた。





エルメス「姫、今後はもう彼としばらく会わないでいただけますか?」




デイジーは驚いた。




デイジー「ええ!!どうしてですか!?」




エルメスは答える。



エルメス「これもあなたの為なのです姫。何も月の間から出るなとは言いませんが、もう彼と2人で会話することはやめてください。」




デイジーは納得できなかった。別にハーデス自信が悪いわけじゃないからだ。




エルメス「そして、ハーデス君のためでもあるからです。さあ、月の間にきました。おやすみなさい。」



ゲオルグ「おやすみデイジー。安心しろ、ハーデスは僕がなんとかするから。」





デイジーは元気なく、おやすみとだけ言って寂しそうに月の間に入った。

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