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トライデント

第4章 輝ける瞳



レヴォン「俺はこれより、戦うことを決意した!!」



リディアもアリシアも驚いた。



あれほど争いを嫌っていたレヴォンが宣戦をしているからだ。




レヴォン「争いが何も生まないなんてのは分かりきっている!!だが!俺は国を無差別に攻撃されて黙っていられるほどお人好しではない!!!」




兵士達の歓声も上がる。




レヴォン「先ほど宣戦の刻を誓い、俺はゼウスと契約した!全神殿を破壊するという誓いとともに…。」



ゴゴゴゴゴゴ…



大地が揺れている。





レヴォン「そう、戦いの日までこの神殿には何者も近づけなくなるという契約だ!!」





ゴゴゴゴゴゴ!!






神殿は高く高く登っていく。





レヴォンはゼウスとの契約で、全神殿の大地を上げてそれぞれ脱出できなくしてしまったのだ。




レヴォン「戦いを逃げ出すことは許されない!!これにより四年間で国を飛躍的に発展させて、アテナもアルテミスも滅ぼしてみせる!!」





「おおおおおお!!!!!」




兵士達の歓声もどんどん高まっていく。




レヴォン「皆の活躍を期待している!我々は絶対に負けることはない!!俺も誓う!!この国を、民達を、絶対に勝利へ導き、永遠に平和を勝ち取ってみせる!!」





太陽はジリジリと灼熱を秘めて燃えていた。



レヴォンの演説は終了、他の国がせめてこれないという指揮の上がりようは半端ではなかった。




この日よりアポロン軍は戦争のための国を繁栄させていくことになったのだった。

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