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トライデント

第4章 輝ける瞳


レヴォン「ところで女神様よぉ、なんの神様に目覚めたんだい?」


「この人は美と生産を司るアフロディーテ様ですレヴォン様!」



レヴォンは全く分からなかった。



「この荒れた地にはかかせない作物や水をどんどん蘇らせてくれる女神様なのです。」



「さしずめこの女神様の奴隷なのです我々は!」



「しかし、ゼウスの奴隷よりかは百倍マシで、むしろ奴隷希望の者もいるくらいです!」



女神の奴隷希望がでてきているらしい。




レヴォン「お前、女王様っ気があるんだな、アリシア。」




アリシア「そういうこと、まあレヴォンのおかげでどんどん作物を生産できるしね。」



アリシアの周りは花がどんどん咲いていった。



まさに神らしい能力を秘めているのだった。



アリシア「じゃあみんな、ここの花壇に水とあっちの畑に水!よろしく。仕事が済んだら、今日は一杯やりましょう!」




男達は目を輝かせて働き始めた。



この女神の指導力には勝てないと、レヴォンも思った。



レヴォン「お前、どこにいくんだ?」



アリシア「あのリディアって子と話してくる。あ、あんたはきちゃダメよ?女子同士の会話なんですからね。」


ニコッとするアリシアの笑顔の意味が分からなかった。



レヴォン「うーむ、昔から頭がキレる奴だったが、ここでもその能力が十二分に発揮できてるなあ。

俺も働こ!」




そうして、アリシアは太陽の間へと戻っていった。

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