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トライデント

第4章 輝ける瞳


レヴォン「ああ、孤児院のときのね。」


アリシアもリディアに気づいた。


アリシア「あら?ははあん、レヴォンの側近ってこんな可愛い女の子だったんだね。」


アリシアが意地悪そうな目でみる。


レヴォン「な、なんだよ?」




アリシア「イオが怒るんじゃないの?」




レヴォンはドキっとした。



レヴォン「そんなんじゃないって!」



リディアは不安と嫉妬を覚えていた。




レヴォン「ん?どうしたリディア?」




リディアは走って太陽の間へと帰っていった。


レヴォン「な、なんなんだよ…。」



アリシア「あんたも罪な男なのね。鈍感。」 




レヴォン「ふん、ところでお前ここのヤツらにひどいことされなかったのか?」



レヴォンは心配してアリシアに聞いた。




アリシア「うーん、恐いお兄さんが何人か来たけど怒って追い返した時もあったくらいかな。それから太陽がでてきて、」



レヴォン「怒って追い返した、か。」



アリシア「なんか奴隷制度とかなんとか言ってたけど、そんな無駄なことするよりもちゃんと希望持って働きなさいって言っといた。」




「なんかこの人は希望の女神なんだと思えたんだよねー。」



「そうそう、美人だったし。」


周りの男達が例の奴隷制度にうるさいお兄さんだったらしい。



レヴォン「ちっ、俺なんて殺されかけたのによ…。」



「れ、レヴォン様、太陽がなかったんでみんな荒れてただけなんです!お許しを!」


レヴォン「別にいいよもう、みんな頑張って協力してるみたいだし。」



と、少し前までの奴隷制度がもう消えてしまってるようだった。

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