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ドキドキえっち!

第4章 神様がくれた1ヶ月



それから
海に沈んでいく夕日を眺めながらいろんな話をした。

「…寒くなってきたな、帰ろうか」

そう言って俺は立ち上がる。

「え…まって
もうちょっとだけ」

俺の服の袖を掴み、みゆきは俺を見上げた。

「風邪ひくから、
とにかく歩こう」

着ていたジャンパーを脱ぎ、みゆきの肩にかけ、また手をつないで歩き出した。


どれくらい歩いただろうか。きがつくと日はすっかり沈んでいて、あたりを照らす街灯だけが明るい。

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