
ドキドキえっち!
第4章 神様がくれた1ヶ月
「いい天気だね~」
「そうだな、よし
海に向かって歩こうか」
みゆきの手に俺の指を絡ませ、俺たちはたわいもない会話をしながら歩きだした。
しばらく歩くと風にのって潮の香りが流れてきた。
冬というだけあって、人はほとんどいない。
「わぁ!海だ~」
海に向かって子どものように走り出すみゆき。
そんなみゆきを追いかけ、後ろからつかまえると嬉しそうに声をあげた。
「みゆき、
みゆきだいすき」
「うん、私も。
潤ちゃんだいすき!」
バカみたいに愛を呟く俺たちを、周りはどう思っただろうか。
それでも言わずにはいれなかった。
