
同居人
第5章 それぞれの相手
言われるがままに
入ってみた私。
「…わあ」
中はちょっと薄暗くて
魚がいる水槽が
きれいに輝いてる…
「きれいでしょ」
「…うん。すごい…」
「マスター?いるー?」
優は誰かを呼んだ。
すると奥の方から
誰かが出てきた。
「おっ!真央か。久しぶりだな」
「おお。久しぶり」
「隣の美人さんは彼女か?」
「ああ。そう「違いますっ」」
「ははは…そうかそうか」
「なーちゃん何で?」
「いつから私はあんたの彼女になったのよ!!」
「…ぷう」
マスターは私たちに
水を出してくれた。
「んで何食う?」
ついでにメニューも
渡してくれた。
「なーちゃん、ここは何でも美味しいんだよ」
