
同居人
第5章 それぞれの相手
優はというと
黒のジーンズに
茶色のダウン。
ダウンの中には
暖かそうな服だ。
「俺たち、美男美女だねー」
「優は美男かもしれないけど私は美女じゃないよ」
「えー…なーちゃんは自分の可愛さを知らないの?」
「知らないも何も可愛くないし」
優は溜め息をついた
「…もったいない」
何がやねん!?
「じゃあ行こっか。…荷物、持つよ」
「あ、ありがと…」
優とすれ違う女性達は
優に見とれる。
…やっぱ優
かっこいいもんな。
隣を歩いてるのが
なんだか嬉しい。
「はい、着いたよ」
たどり着いた所は…
「…レストラン?」
でもなんか
ちょっと古そう…
「見た目は冴えないけど中は最高なんだ!!入って入って」
