
同居人
第5章 それぞれの相手
隣で優が
教えてくれた。
「へぇ…」
本当に全部
美味しそう…。
種類も豊富…。
「ん…私、決められない…」
「じゃあ今日は俺のオススメでいい?」
「うん」
優はそんなに
ここに通ってたのかな?
「じゃあいつもの」
「へいへい」
マスターは
キッチンへと向かった
「優はここによく来るの?」
「ああ…うん、そうだよ。ここの料理は絶品だからね」
「そんなに言うから料理早く食べたいな」
「うん。一回なーちゃんに食べさせてあげたくて連れて来ちゃった」
なんだ…
そうだったんだ…。
「なーちゃん…」
「なに?」
「日曜日…何で合コン行く、なんて行ったの?」
「ああ…だからね」
