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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり




あのー何を仰ってるんですか?


まさか名前だけで呼べと?


しかし呼ぶまで私を仕事に行かせてくれなさそうだったので渋々名前を呼ぶ。


「…翔君」



「君もいらない!」



こいつ、せかっかくつけてやった君まで捨てさせる気か!?


…幼なじみの慎之介以外に男を名前だけで呼んだこと無いから若干恥ずかしいんだけど。



「翔」




私がそう言った途端に。




笑った。





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