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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり




…君をつけるか迷った。


こんな奴に君なんて付ける価値あるのかって。



「名前」



名前も?



「中村翔君」



そう言ったのに彼の手は私の袖口で。


綺麗な目はまっすぐに私を見ている。


…あたし、もしかして名前間違えた!?


実は全然違ったとか!?


「…苗字いらない」




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