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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり



「…ははっ…ってぇな」



「人気モデルがこんなことしてて良いの?」



乱れた服装をさっと直して聞く。


怒りはまだまだあるが取りあえず一撃入れることができたのでよしとする。



「人気モデルねぇ…別にいつやめても良いし」


「はぁ?」


「…ねえ、あらしちゃん」



なんかもうあらしちゃんでこの人たちの中では通っているが、私にはちゃんと杏里という名前がある。


…まあいっか。


いまさら名前を名乗るのも面倒だ。





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