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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり



にしても。


さっきのは驚いた。


まさか藍川湊人に助けられるなんて。



…。


………。



…………屈辱!!


仮にも運動馬鹿と呼ばれるほどだ。


まさか転びそうになって、あげく藍川湊人なんかに助けられるなんて…


ちら、と彼を見るがまだ俯いたままだった。


んー?何考えてるのか全くわかんない。


きっとさっきのも何も感じてないんだろうな…とか思うとちょっと悔しくなったりする。


そんなこと思っているとばたばた音がして母が帰ってきた。


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