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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり




奈津美ちゃんは明るくてハキハキしたいい子だけどこうゆう所があったりする。


さっき色々言われたばっかなのに…。


はあ、と一つため息をつき気を取り直してテーブルの片付けにくりだそうとしたその時だった。



ガチャンと大きな音とキャァという複数の声が聞こえてきた。


それに続いてすみません、すみませんという奈津美ちゃんの声。


え、何。


何があった。


もういやな予感しかしない。


まさか…


ばっと表にでるとお客さん全員の視線があの3人のテーブルへ注がれていた。


そこへ目を向けると、藍川湊人の白いワイシャツの胸元にさっきはなかった黒い染みが広がっていた。


背筋が冷えた。


奈津美ちゃんは呆然と突っ立ったまま。


この状況に驚いて真っ白になってしまっている。



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