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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり


みなさん3人に夢中でケーキ食べ終わっても席を立つ気配無いし。


並んでる人居るし。


1人でも多くの人にうちのケーキ食べてもらいたいのにな。


「さっさと帰ってくれないかなあ」


「なんでですか!?ずっと居てくれて良いのに!」


その時奈津美ちゃーんと奥の方から彼女を呼ぶ声がした。


「やばっ。じゃああたし行きますね!」


ふわふわの髪を揺らしてその方へかけていく。


私はまだイライラを抑えきれないで荒々しく手を洗っていた時だった。


ピンポーンと呼び鈴が店内に鳴り響く。


表示された番号は…あの人たちのテーブル!!!


絶対に行きたくない!と思って他の店員さんを探すが不幸にもみんな手が空いてない状態で。



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