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もしも、君を愛せたならば

第12章 シン

〝なぁ、亜矢、
 
 ヤりたい〟



そう言われて

いきなり部屋の床に
押し倒された。

高校生の頃から来てる
シンの部屋。

何度も、
こうやって押し倒された。



〝・・・
 いじめない?〟



〝んなの、わかんない〟


少年みたいな目で、
シンは言った。



〝じゃぁ、やだ・・・〟


そう言ったのに
無視されて、
ベッドにヒョイと座らされた。

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