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もしも、君を愛せたならば

第11章 亜矢

〝んで?
 ちゃーんと家まで
 送ってもらった?〟


〝あぁ、うん!!
 ・・・家の前まで!!〟


〝・・・家の前まで?
 ホントに?〟



〝ホントだけど?〟


すると亜矢が、私のコートに
ギュッと鼻を押し付けてきた、


〝・・・・・。
 ガラムの匂い!!〟


私は、ギクリとした。


〝・・・夏帆ぉ~?〟


〝いや、そう、コーヒー!
 一杯だけ、飲んで帰った!!〟


〝・・・ほんとぉに?〟


〝ホント!!〟


〝・・・ホントにホント??〟


・・・。
しつこい。


〝・・・・ゴメン亜矢。
 正直に言うと、そのぉ・・・
 あたし、和也さんと、
 
 ・・・エッチしちゃった・・・〟


これ以上嘘がつけなくって
隠すつもりが、速攻で亜矢に
暴露してしまった。


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