
もしも、君を愛せたならば
第39章 旅行
月のはじめに計画していた
和也と、亜矢と、亜矢の彼氏と、
4人での旅行。
私は、
彼氏と旅行なんて初めてで
何から用意していいのか
手を付けられずにいた。
旅行は明後日で、
まだ何にも詰めていない
大きなバッグだけが
何日も部屋の隅にある。
バイトから帰って
あれでもない、これでもない、と
クローゼットを開けて溜め息をつく。
すると、
溜息に反応したように
携帯が鳴る。
バイト先の店長だった。
「もしもし?」
「夏帆ちゃん?
ごめんねー休みなのに。
ほんっとに悪いんだけど、
今日バイト出れないかな!?」
きっと、
年末で忙しいに違いない。
「あ、今日ですか?
・・・うーん、いいですよ?」
旅行の支度を諦めて、
そう返事した。
和也と、亜矢と、亜矢の彼氏と、
4人での旅行。
私は、
彼氏と旅行なんて初めてで
何から用意していいのか
手を付けられずにいた。
旅行は明後日で、
まだ何にも詰めていない
大きなバッグだけが
何日も部屋の隅にある。
バイトから帰って
あれでもない、これでもない、と
クローゼットを開けて溜め息をつく。
すると、
溜息に反応したように
携帯が鳴る。
バイト先の店長だった。
「もしもし?」
「夏帆ちゃん?
ごめんねー休みなのに。
ほんっとに悪いんだけど、
今日バイト出れないかな!?」
きっと、
年末で忙しいに違いない。
「あ、今日ですか?
・・・うーん、いいですよ?」
旅行の支度を諦めて、
そう返事した。
