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もしも、君を愛せたならば

第8章 リアル

〝うわぁー
 女の子の部屋って感じだなー〟

和也は狭い玄関の端に
大きな靴を適当に揃えると
キョロキョロして言った。

1K。
玄関をあけてすぐのところが
キッチンだった。

キッチンを横目に

〝おー!生活感あるなぁー
 感心するね~〟

〝え~そうかなぁ~?〟

基本的に
自炊派で綺麗好きだった私。
突然部屋に来られても
平気だった。

和也は、
一人掛けのソファに
勝手に腰を下ろした。

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