
もしも、君を愛せたならば
第33章 約束
目を開けると、
目の前に和也の手のひらのがあって
そこに小さな箱があった。
「か、和也?」
「メリークリスマス」
和也はそう言うと、
大きな手で
小さな箱を優しく開けた。
そこには、夢にも思わなかった
シルバーのリングがあった。
「こ、これって・・・?」
私は思わず嬉しくて
目の奥がギュッと熱くなった。
すると、
和也はタバコを咥えたまんま
私の左手の薬指にそっとはめた。
私は、
何も言えなくて、
ただ嬉しくて、
和也はずっと抱きしめていてくれた。
ぬるくなったコーヒーを
一気に飲み干すと、
和也はそのまま着替えて
咳き込みながら仕事に行った。
いつも、和也と別れるとき
寂しくて寂しくてつらかったのに
薬指にリングがやってきてからは
不思議と寂しくはならなかった。
男の人にリングをもらったのは
これが初めてだった私は
嬉しくて嬉しくて
半日くらい薬指を眺めた。
目の前に和也の手のひらのがあって
そこに小さな箱があった。
「か、和也?」
「メリークリスマス」
和也はそう言うと、
大きな手で
小さな箱を優しく開けた。
そこには、夢にも思わなかった
シルバーのリングがあった。
「こ、これって・・・?」
私は思わず嬉しくて
目の奥がギュッと熱くなった。
すると、
和也はタバコを咥えたまんま
私の左手の薬指にそっとはめた。
私は、
何も言えなくて、
ただ嬉しくて、
和也はずっと抱きしめていてくれた。
ぬるくなったコーヒーを
一気に飲み干すと、
和也はそのまま着替えて
咳き込みながら仕事に行った。
いつも、和也と別れるとき
寂しくて寂しくてつらかったのに
薬指にリングがやってきてからは
不思議と寂しくはならなかった。
男の人にリングをもらったのは
これが初めてだった私は
嬉しくて嬉しくて
半日くらい薬指を眺めた。
