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もしも、君を愛せたならば

第29章 それぞれ

〝あ・・・も、もしもし・・?
 あ、亜矢・・ッ??〟


〝はいよー?
 和也何てー?行くって??〟


〝んッ・・・う、うん!!

 い・・行くって・・!!〟


き・・・気まずい。
声が途切れる。

それでも、
和也の手は、動き続ける。


〝あ・・・でもね!
 部屋は2つに別れよう・・・
 って!・・

 ・・ッ・・・!!〟


〝あッはは~!!
 やっぱそうきた!?
 了解ッ!!
 んじゃ予約しとくねッ!!〟


〝ん・・・んんッ!!
 お、おおおお願い!!!〟


〝なにー?
 夏帆どしたのー?
 走ってんの??〟


亜矢にツっこまれかけて
すぐに電話を切った。

和也は笑ってた。

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