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もしも、君を愛せたならば

第28章 幸せ

私は、
和也と付き合い始めて
半年が経った。

和也は土曜も仕事で、
それが終わると
私のところにやってきて
日曜の夜に帰る、

こんな週末がずっと続いていた。


亜矢は実家暮らしだったから
それを羨ましいと言っていたけど、
全部をひっくるめても、
私は亜矢が羨ましかった。

二人はそれくらい、
幸せそうだったから。



二人に比べると、
私と和也の半年間なんて
ごくわずかな時間だと思う。

でも、結婚願望が強かった私は、
和也とならずっと一緒にいたい、いつかは結婚したい、
そう思い始めていた。


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