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もしも、君を愛せたならば

第27章 今さら

たまたま木曜で、
バイトは休みだった。

俺は着替えを持って
亜矢の家に向かった。


〝俺ー!!〟


亜矢が玄関を開ける。
ホントに留守だ。


〝ねーシン!!見てー!!
 模様替えしたんだ~♪〟

〝え?
 何も変わってねーじゃん?〟

〝えー!!!
 変わってるもん!!
 ちゃんと見てよ~!!
 机の位置と、タンスの位置と、
 カーテンの色!!!〟

〝あーそだっけ?〟


俺にはよく分からん。
なんで変えるの?


亜矢は部屋の中を
チョコチョコ動いて俺に説明した。


すると、タンスをゴソゴソして
何やら引っ張り出してきた。

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