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もしも、君を愛せたならば

第25章 ナツの秘密

俺は、
初めて好きになったのに
思いっきりフラれた。

でも、スッキリした。

どーでもいい女とヤるより
スッキリした。



俺は、
またシンのバイト先に向かった。

〝なんだ和也、
 お前、フラれたな?〟

〝バッカ、フラれてねーよ!!
 なぁ~店長~頼むから!
 俺にバイク貸して!!!〟

〝はぁ?何言ってんだお前!
 まー確かに足もねーんじゃ
 女も落とせねーなぁ〟

〝だろ!?
 だからお願い!!1回だけ!!
 頼む!!〟

俺は店長のバイクに跨った。

〝アホか!
 免許もねぇガキは触んな!!
 そんなんだからフラれんだ!〟


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