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もしも、君を愛せたならば

第25章 ナツの秘密

〝んー最初はね。

 でもねー・・・
 ホントの事分かって
 別れなきゃって・・・

 なのにねー・・・〟


ナツは言葉を濁した。




〝ケーゾクしちゃったってワケ?〟




〝・・・まぁ・・・
 
 そんなとこかな・・・〟




ナツがそう言うと
ちょうど踏切の音が遮る。




俺とナツは、
ちょうど学校から一直線の
踏切まで来ていた。


ナツは、
俺から逃げるワケでもなく
かといって
それ以上話すわけでもなく


ただ、
俺の隣にいた。

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